大阪?ミナミ―――男たちの愛人となり、関係の締めくくりとして受取った手切れ金で、小さな店を出した紀子(楠城華子ccc。ここまでは、夜の女のお決まりのパターンだった……あの男が現(xiàn)れるまでは―――女癖は悪いが、極道としては一目置かれる、門倉組?若頭補佐の佐竹(小沢仁志)。そんな佐竹が自分の組の看板を掲げるのを期に、數(shù)多くの女たちの中から、気が強く、気丈な紀子を“姐”として白羽の矢を立てる―――。所帯を持って、佐竹組を立ち上げてからも、相変わらず飲む打つ買うの放蕩三昧の佐竹。組を仕切るのは、姐である紀子の役目。繰り返される、激しい夫婦喧嘩の日々。それでも二人の絆は強く、離れる事はなかった……。そんなある日、佐竹の親である、門倉組組長が敵対する守山組々員に射殺された!これにより、壯絶な報復抗爭が勃発し、佐竹と紀子の運命を大きく変えていくのであった―――。